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​ツシマフトギス

Paratlanticus tsushimensis

ツシマフトギス♀

​♀

ツシマフトギス♂

​♂

【​分布】

対馬に分布する。

【​形態】

体長は​33~43mm。体格はがっしりしていて大型。雌雄ともに翅が短い。体は褐色。腹部の側面は黄色や緑色など個体差が見られる。産卵管は長い。幼虫は褐色。3齢幼虫くらいから腹部側面の色がつき始める。

【​生態】

フトギス属では唯一日本に分布する固有種。林縁やその周辺の草地に生息する。夜行性で夜間に「ジッ、ジッ、ジッ…」と鳴く。島内での分布域は広く、比較的普通に見られる。成虫は6月~8月、幼虫は3月~6月に見られる。成虫は肉食傾向が強く、他の昆虫類を捕食する。飼育下では昆虫類の他、ヤングコーン、レタス、ニンジンなど様々な野菜を食べた。土中に産卵する。卵は複数年休眠することがある。

​1齢幼虫

ツシマフトギス 1齢幼虫

​2齢幼虫

ツシマフトギス 2齢幼虫

3齢幼虫

ツシマフトギス 3齢幼虫

​4齢幼虫

ツシマフトギス 4齢幼虫

​5齢幼虫

ツシマフトギス 5齢幼虫

​6齢幼虫

ツシマフトギス 6齢幼虫

​終齢幼虫

ツシマフトギス 終齢幼虫♀
ツシマフトギス 終齢幼虫♂

​生態写真

ツシマフトギス♀

​成虫♀(対馬 6月)

ツシマフトギス♂

​成虫♂(対馬 6月)

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