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カスミササキリ
Orchelimum kasumigauraense

♀

♂
【分布】
東北地方、関東地方、新潟県に分布する。
【形態】
体長は20~24mm。他のササキリ類に比べて圧倒的に大型で体格もがっしりしている。短翅のものが多いが、長翅型も出現する。メスの産卵管は大きく湾曲する。体色は緑色と褐色が確認されている。
【生態】
河川河口部や沼地周辺のヨシ原に生息する。生息地はかなり局所的で、非常に珍しい種類である。「シリリリリリリ…」と鳴くが、野外ではかなり聞こえにくい。昼間はヨシ原の中でじっとしていることが多いが、夜間は葉先や穂先に出てくることがある。イネ科植物の穂を食べる。幼虫は肉食性が強く、飼育下では共食いが見られた。主にイネ科植物の茎中に産卵するが、飼育下では生け花用の吸水スポンジにも産卵した。
1齢幼虫

2齢幼虫

3齢幼虫

4齢幼虫


終齢幼虫
生態写真

成虫♀(埼玉県 7月)

成虫♂(埼玉県 7月)
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